1984年7月14日（土）全国洋画系ロードショ−

2004.2.14up・8.11加筆

　原田知世さん主演の映画第２弾、「愛情物語」は、赤川次郎さんが「野生時代」に１９８３年７月号から１２月号まで「カーテン・コール」というタイトルで連載したものです。それを剣持亘さん（「時をかける少女」に引き続き）が脚本に書き上げました。内容は原作本から大分かけ離れますが、主人公「仲道美帆」のイメージはそのままにtomoyoさんとイメージを重ね合わせた感じに仕上がりました。

　監督は角川春樹氏。日本で初めてのミュージカル映画を作るということへの挑戦でした。ダンサーは本場、アメリカからオーデションで一流どころを揃えました。tomoyoさんは週に４日間のジャスダンス、１日のクラシックバレエと週に５日間（１日あたり１時間半から２時間）のレッスンを続けて臨みました。
もともとクラシックバレエの基本を備えていたtomoyoさんだからこそ演じられる役どころではありましたが、相当ハードな日程でした。

　　「時をかける少女」で透明感あふれる演技を魅せてくれたtomoyoさんでしたが、「愛情物語」でも明るく前向きな活発な魅力的な少女を演じてくれました。tomoyoさんの映画の中でも評価の高い映画です。薬師丸ひろ子さん主演の「メイン・テーマ」と同時上映で当時１８億５５００万円の興業成績で歴代１５位でした。

すでにVTR・LDは廃盤で、DVDでの発売がなされない現在、広く見て貰うことができず、残念でなりません。１日も早く発売になって欲しいですね。

なんと、2004.09.24にDVDで発売になりました！！諦めていただけに喜びもひとしお！リマスターで画質アップです！

２０年前にタイムスリップして、「愛情物語」をリアルに感じ取って頂ければ幸いです。
それでは！